戸坂ラッキーズソフトテニススポーツ少年 活動報告第5号 2015年12月20日
 
さて、何をやっているのでしょう?
はぁ・・・猫の食事を何でそんなに真剣に見つめているの???
2015年、ノーベル生理学賞を受賞された日本の先生は大村先生ですが、大村先生といえば、やはりイベルメクチンです。
これ、そのイベルメクチン、ネコ回虫駆除実験の一部です。実に地味ですが「今でも最先端」のため、写真には例によって「トップシークレット」の「白抜き」があります。
ネコ回虫は、実はヒトにも感染し、ヒトに感染すると確実な治療法がなく、深刻な事態に陥ることがあります。(ヒト回虫には確実な治療法があります。回虫は寄生する種によって違います。)しかし、ネコのほうはイベルメクチンで確実に駆除できます。つまり、ネコのほうで駆除してしまえば大丈夫というわけです。また、ネコも回虫は駆除しないとやはり、深刻な事態に陥ることがあります。イベルメクチンはヒトもネコも救います。実際、大村先生のイベルメクチンは日本でも日常生活の中にあり、イヌ、ネコの駆虫薬として汎用されています。
しかしこの薬、味に敏感なネコに投与するのに苦労することがよくあります。まあ、普通には無理矢理つかまえて、口の中に押し込むのですが、飼い猫の場合、それで飼い主との間に「決定的な亀裂」が入ってしまうことがありますし、回虫の蔓延している、何とかしなければならない肝腎の野良猫あるいは地域猫では無理、いまだに根絶できていません。
そこで野良猫あるいは地域猫でも上手くいく、餌に混ぜ、確実に投与する方法を「開発中」というわけです。野良猫、地域猫は無論、それをなくすことが大切、それによってネコ回虫も根絶すべきですが、これが上手くいけば、絶滅が危惧されているヤマネコなどにも応用できます。
ネコはもともと「グルメ」ですが、この二匹は「選ばれた二匹」です。元、野良猫で、特に味に敏感、不味いものは食べない「超グルメ」です。保護したとき、イベルメクチンの投与にひと苦労しています。ネコは賢いですから、この二匹はイベルメクチンの味をしっかり覚えています。つまり、この二匹の舌を満足させることができれば、突破口が見出せるかもしれないというわけです。そこである獣医師さんと協力、イベルメクチンとそっくりの味の無害な調味剤を作り、さまざまな組み合わせとした餌に混ぜ、それぞれでいわゆる「くいつき」をみています。
すでに500回以上、2000種類近い組み合わせで試していますが・・・実に器用に調味剤の混ざったところだけよりわけて食べ、上手くいっていません。ああ・・・今日も駄目。ネコは「不味い」と文句は言いますが、「どこがどう不味いか?」は教えてくれません。「薬の味」については、人用の薬のほうが簡単です。
それこそ何年かかるかわかりませんが、しっかり取り組んでいこうと考えています。
このテーマは成功すると悪用されかねないものです。しかしあえてこれをテーマとして選んだのは、人の知識の全ては「両刃の剣」であり、苦労して得た知識、科学技術を悪用することがいかに罪深く、決して許されないものであるか、また、知識は無形の財産であり、自分の知識も他人の知識も大切にしなければならない、そのために具体的に相当な努力が必要であるということを身をもって理解し、応用できるようになるに好適であると考えたからです。
今、日本の学校は「事なかれ主義」、「危ないことは知らせない、教えない」です。しかし、危ないことを知らせない、教えないことは、ヒトの本来持つ「危険予測能力」の発達を阻害し、将来的にもっと危ないことになります。そもそも「善」を知るには、先に「大悪」を知らなければならない。大悪を「自分のこととして」理解した者は決して大きな過ちを犯すことはありませんが、理解していない者はそれこそ知らないままに大悪を犯してしまいます。過去のオウム真理教事件などはその端的な例でしょう。
そして今、義務教育では「知らずに犯した過ちは許す」であり、本人が「知らなかった」と言えば、教員はそれ以上、叱ることはできません。その代わりに「なぜいけないか?」を諭すとされていますが、実際にこうすると、今度は「教員の価値観の押し付け」とされるため、具体的には「私は、君がそういうことをすると、君が損をすることになると思う。」の「定型文での対応」とされています。しかしこれはすなわち、人を殺すことが悪いことであるという本人の認識がなかったならば無罪であるという、とんでもない誤った考え方を教えているに等しく、近い将来の社会不安、社会問題の根本となりかねません。すなわち法治国家日本として、決して見過ごすわけにはいかないことです。
教育は未来への投資であり、教える者は全員、「必ず勝たなければならない投資家」、それは地域社会での教育についても同じ、辛いものです。しかし恐れて、「口先の議論」では何も始まらない、何もできない、ひたすら実践あるのみであることから、敢えて取り組んでいます。
企業がいわゆる社会貢献をするのは当然のことですが、少年団活動の後援の場合、事務局の提供やこういったかたち(=ここでは実験用の餌の提供など)での後援がされます。平川製作所は有名なマルコーニ型コヒーラの動作原理解明で世界の常識をひっくり返しており、こういったノーベル賞技術の「身近な応用研究」などを無償で応援しています。
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