この発想はなかった・・・。脱帽です。
平川製作所から謹んで皆様にお届けします。
地震用配線用遮断器
実用新案登録 第3194092号
平成26年度 広島市児童生徒発明くふう展 特賞 木曽武男賞
平成26年度 広島県児童生徒発明くふう展 特賞 発明協会会長奨励賞
夏休み課題、社会科、地震災害(地震による電気火災)の実態調査と技術科、作品製作から生まれた
中学校1年生の考案です。すぐに実用化できる高完成度の考案、ほぼ原型通りに製品化できました。
単純堅牢、動作確実。特に家庭用として幅広く利用できることが特長です。
 製品の概要
 地震災害発生時、問題となるのは「復電火災」です。これについてはもはや論ずるまでもないことですが、
 問題なのは、これの元凶である、「ブレーカON」です。屋内配線、電気製品の安全を確認しないまま、
 ブレーカをONにしてしまうことはもちろんですが、余震などで一度、OFFになった、あるいはOFFにした
 ブレーカが物の衝突などによりONになってしまい、火災に至ることすらあります。
 本考案によるブレーカは、錘の自由落下を利用して、強い地震発生時にブレーカを自動でOFFにするのみ
 ならず、強靭な保護筐体内にブレーカを独立して収容、その後、不用意にONにできない、ならないように
 して、この問題を見事に解決しています。
 また、仮復旧時など、どうしても急いで電力を使用しなければならないときには、保護筐体に設けられた
 操作窓(動作確認/緊急開放窓)を破り、ブレーカをONにすることもできます。
 すなわち簡単な既存部品の組みあわせのみで、大地震発生時に想定される、要求されるブレーカ性能
 のおよそ全てを達成した、「コロンブスの卵」の製品です。
 具体例
 汎用部品とこれを組み合わせた単純な力学的構造で自在に実現できることから、一般家庭用のもので
 あれば短納期で、ほぼ全てのものを製作できます。以下の様になります。

筐体は汎用の頑丈な金属もしくはプラスチック樹脂製で、ブレーカの状態を確認するためのプラスチック樹脂製窓(動作確認窓)を持っています。

所定震度で落下錘が落ち、ブレーカノブを「切」にします。筐体に鍵をかけておけば、不用意にブレーカを上げての復電火災を防止することができます。

また、どうしても電力が必要な場合には動作確認窓を小石やハンマーなどで破り、ブレーカをONにすることができます。筐体の大きさなどは、ブレーカによって決まります。

オーダー製作します。お問い合わせ下さい。
 発明をすれば誰でも「発明者」です。大人も子供もありません。発明は世界を変えます!
 「発明くふう無くして生きられない」資源少国、日本。戦前から開催され続けている「児童生徒発明くふう展」
 ですが、近年の傾向として、単なる「夏休みの宿題」となってきており、「工作集」などからの「抜粋引用」が
 増えてしまっています。発明くふうはやや乱暴に、広応用性の「特許」(発明)と、即実用性の「実用新案」
 (考案。つまりはくふう)に分けられますが、いずれにしても@ 必要性を考える。不便を便利に。A 自然
 現象を応用する。がポイント、地道な勉強や研究の積み重ねによる「ひらめき」からの「独創」です。
 従って、地道な勉強も研究もなく、例えば単に「工作集を読んだだけ」では、発明もくふうもできません。
 特許、実用新案などは「無形財産」=知財であり、基本的に「自然人」つまり、発明者、考案者のもので、
 それは近年の判決によって、より明確化されています。「夏休みの宿題だから・・・」と消極的に仕方なく
 取り組むのではなく、例えば1年、2年とかけて取り組み、「これは!」と思えるものを作り、弁理士に相談
 してみましょう。少し難しい言葉ですが、それに「新規性」「進歩性」があれば、特許庁に出願後、発明くふう
 展などに応募となります。本物の発明、考案は特許庁に出願を終えるまで一切、他言無用、関係者以外、
 秘密にして進めなければならないことが法規定されています。唯一、相談してよい「第三者」は弁理士です。
 一般公開してしまった後の特許庁出願、発明者、考案者の権利主張は無効とされます。十分に注意しま
 しょう。
 例えば科学者にとって、自然現象の新発見と発表が人類への貢献、栄誉であれば、技術者にとっての
 それは発明、くふうです。実際、これは「双璧」とされており、どちらも「知の最高峰」、世界を変えます。
 全ての人に生まれながらにして与えられているチャンス。決して簡単なものではありませんが、人として
 生まれてきたからには、挑んでみる価値は十分にあります。
 苦言を呈することになりますが、例えば新発見の自然現象を応用した「もの」は発明とされますが、
 自然現象そのものの新発見は発明とはされません。近年盛んな、いわゆる「ものつくり大会」などでの
 「審査講評」で、学識経験者の方がよく、「新発見理論によるものがない。既知の自然現象の応用ばかり
 で審査に困る。」などと言われますが、それは本来、発明者に求めることではありません。だからこその
 「双璧」です。また、「今あるものを組み合わせただけのものが多い。すぐに製品化できるものが多い。」
 などとも言われますが、発明はすなわち「不便を便利にするもの=改良」であり、「何もないところからの
 発明」はありません。特許、実用新案の明細書には、「背景技術」=「従来の技術の問題点」を明記し、
 その「解決手段・方法」を示さなければならず、どの自然現象を応用したかの説明、さらには易再現性と、
 産業上の応用性の説明まで要求されます。すなわち、今あるものの上に発明があり、容易に実用に供
 することができるもの=製品化できるものが発明です。「今あるものを組み合わせただけですぐに製品化
 できる全く新しいもの」は、実は優れた発明です。
 

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